(2022年12月初稿を改訂)
誰しも、自分の姿を自分の目で直接に見ることはできず、鏡を必要とします。
しかし、鏡の正面に身を置いて確認できるのは、顔や胸など身体の前面の部分だけで、背面側を見ることはできません。
頭の後ろ側を顔と同じように鏡に映し出し、
まるで他の人を後ろから見ているかのように、
視線を真っ直ぐ正面に向けて観察することができれば、
いろいろと便利になるだろうなぁ・・・
そんな素朴な着想からスタートし、実用化への途を探り続けてきた デジタル姿見 ミレタについて、このたび 皆様がお持ちのパソコンやスマートフォンをデジタル姿見に変身させるアプリとしてご提供するという新企画を立ち上げました。
基本の機能を満たす試作アプリが完成したことを受けて実用版アプリの開発を進めております。
そのアプリの概要をお知らせいたします。
アプリで動かすデジタル姿見とは?
パーソナルコンピュータ をユーザの姿を映し出すミラーユニットとし、スマートフォンをユーザを撮影するカメラユニットとし、両ユニットを無線により通信させ、 カメラユニットで撮影中の画像がリアルタイムにミラーユニットの画面に表示されるようにします。
イラストのように、ミラーユニットとカメラユニットとを向かい合わせにして、その間にユーザが入り、ミラーユニットの方を向くことによって、
ユーザ自身の頭の後ろや背中がユーザの正面に映し出されるようになります。
その後は、カメラユニットの位置や向きを自由に変えて、ユーザが見たい箇所を見たい方向から見ることができます。
利用のための仕組み
ミラーユニットを立ち上げると、画面にQRコード★が表示されます。
カメラユニットを立ち上げると、QRコード★の読み取り画面が現れます。
★QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
この読み取り画面をミラーユニットの画面のQRコードに合わせると、コードが読み取られてその読取りコードがミラーユニットに送信されます。
ミラーユニットが表示中のQRコードにマッチするコードをカメラユニットから受信することができたら、カメラユニットから画像を送信することが可能になり、ミラーユニットでも受信した画像の表示が開始されます。
簡単に言うと、
ミラーユニットのQRコード表示画面にカメラユニットのカメラを向き合わせて、
QRコードを読み取る・・・
それだけで、デジタル姿見が動き出す* ということになります。
* ミラーユニットとカメラユニットとの接続にはWi-Fiルータ等の機器が必要になりますが、インターネットを経由する通信にはなりません。
* さらにセキュリティを高めるために、QRコードの内容を毎回変更します。
デジタル姿見アプリのアピールポイント
なんといっても、
お手持ちのデジタル通信端末にアプリを入れるだけでデジタル姿見が手に入る
ことが、最大のアピールポイントです。
頭部だけならば、ノートパソコンでも、実物に近いサイズで映し出すことができます。
(画面を縦長表示にすることができれば、写真のように、画面のほぼ全体に画像を表示することができます。)
ミラーユニットにするパソコンに大型のディスプレイを接続すれば、ほぼ全身を等身大に近いサイズで映し出すことも可能です。
ミラーユニットにカメラユニットとして同時に接続できるスマホは一台だけですが、そちらとの接続を切れば、別のスマホを接続することもできます。
ですので、ミラーユニットにできる機器が1つあれば、複数人が各自のスマホをカメラユニットにしてミラーユニットに接続することができます。
ミラーユニットとカメラユニットとの通信は、インターネットを介さずに一対一で行われます ので、 プライベートな画像が外部に流出するおそれがなく、安心してご利用いただけます。
デジタル姿見はきっと役にたつ !!
背後や真横や斜め方向から見える自分自身の現在の姿を、視線を真っ直ぐ正面に向けた状態のまま観察することができる・・・
たったそれだけのことですが、それが容易になることで、日常の様々な場面で生じていた不便を見事に解決できる、と期待できます。
アパレルショップの試着室、美容室、ホテル、結婚式場,フィットネスクラブなどのサービス事業者様にも、是非とも顧客サービスの向上のために活用していただきたいです。
「デジタル姿見」「ミレタ」は、
いずれも弊社・知財アシストが保有する登録商標です。
(商標登録第6227248号,第6227249号、第6331147号)
ミラーユニットの画面にカメラユニットを向き合わせ、カメラユニットからミラーユニットに表示画面に整合する情報を送信できたことを確認してからカメラ画像の表示を開始する・・という方法は、弊社のオリジナルアイデアであり、
特許を取得しています。